第8回2024年11月8日
せっつ地球村

団体名に込められた【多文化共生】の想いを実現!多様な環境や国籍の垣根を越えて、地域に世界の種を蒔き、摂津市から見たことのない彩り豊かなコミュニティの花を咲かせていきたい!!



Interview

担当者インタビュー

第8回2024年11月8日
せっつ地球村



Q1. せっつ地球村さんは何をしている団体ですか?


(村田)
「せっつ地球村」代表のMURATAです。約50か国の外国人が滞在する摂津市で【多文化共生】に特化したサポート事業に取り組んでいます。世代や国籍の垣根を越えたコミュニティに世界中の種を蒔き、摂津市から彩り豊かな花を咲かせていきたい、そんな願いを込めて「せっつ地球村」と命名しました。当団体を支える大学生達は大阪人間科学大の学生がリーダーとなる「学生ボランティア団体凪沙」、摂南大学 現代社会学科 落合ゼミ生がフィールド型アクティブ・ラーニングの一環として参画しています。
「せっつ地球村」は、2016年度に摂津市男女共同参画推進団体として設立して、その後、2020年度は摂津市市民公益活動補助金事業として、コロナ禍で外国籍住民と若者たちの拠り所 「地球村ハウス」をオープンしました。利用者は小学生、中学生、高校生、社会人、技能実習生、外国籍地域住民、地域の高齢者と多種に富んでいます。学校に行きづらさを感じている子どもでも、家庭と学校で、きめ細やかに連携を取りながら、安心した時間を「地球村ハウス」で共に過ごしています。
※多文化共生 :国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的ちがいを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと
(総務省:https://www.soumu.go.jp/kokusai/pdf/sonota_b5.pdf)

Q2. どのような活動内容をされていますか?


(村田)
摂津市には約2,000人の外国人が暮らしていますので、文化や環境の違いで日常的に起こる些細な問題には同じ目線に立って寄り添う事を心がけています。書類手続きの代行や付き添い、就学や就労問題、ビザの問題、子どもや高齢者の方の問題など、当団体だけでは解決できない事項は、中間支援という立場で行政や社協、学校、地域に繋いで一緒に解決しています。
外国籍住民とマイノリティの若者たちが地域で孤立しない多文化共生社会の実現に向けて6つの「インクルーシブ事業」を展開しています。
① 多文化居場所プロジェクト
② 外国人生活相談プロジェクト
③ 若者学習支援プロジェクト
④ 日本語サポートプロジェクト
⑤ 国際理解教育プロジェクト
⑥ 国際協力サポートプロジェクト

(満田)
大阪人間科学大学の学生ボランティア団体 「凪沙」代表の満田です。 「凪沙」は悩みや不安を抱えている子ども達と関わり、より良い支援に持っていけるように私達学生が支援者になります。せっつ地球村の子どもの居場所支援や、イベントでの子ども達の遊びコーナーに参画しています。「地球村ハウス」が子ども達にとって心地よく過ごせる場所であり、継続性を持ち、子ども達の環境を守ることを目標に日々活動しています。現在は、子ども達だけではなく外国人の方も含めて毎週火曜日と土曜日に「地球村ハウス」に来てくれています。

Q3. せっつ地球村さんが一番大切にしていることは何ですか?


(村田)
本当に日々、様々な国籍の方、多様な立場の人達と関わることが多いので、どんな場であっても、メールで済まさず、まず訪問してしっかりとFace to Faceで同じ目線に立って、寄り添う事を心がけています。外国人の方は読み書きが苦手な方が多いので、きちんと会って話を聴く事はとても大事な事です。優しい日本語でも伝わらない時は、Google翻訳を利用して丁寧なやり取りに努めています。言葉のやりとりがうまくいかない場合や、問題を抱えている方と向き合うことはエネルギーが必要なので、自分が日頃から楽しく過ごす事を大切にしています。先日は大好きな日本酒のお店でチャージしました(笑)

(満田)
地球村ハウスの利用者が、「自分らしく」いられる居場所であるために、話を聴いて欲しい子どもには個々で話が聴けるように一人一人のニーズに丁寧に応えられるような環境整備を大切にしています。

Q4. 活動をしていて嬉しかったことはありますか?


(村田)
活動をはじめて8年程経ちますが、ちいさかった子ども達が、中学生や高校生になって一緒にイベントに参加してくれることです。話すのが苦手だった子ども達が、イベントに来る知らない子ども達にゲームの説明をして上手に対応してくれているのを見ると胸がいっぱいになります。(笑)そして「自分の国に誇りを持てるようになった。」「自分のルーツってすごい大事なことに気づいた。」と言ってくれたのが嬉しかったです。
子どもたちの成長に触れることができ、そして、子どもたちが自分自身を認める事ができるところまで関われたら、本当にやってきて良かったなと思います。

(満田)
私自身コミュニケーションを取るのが苦手なので、初めはちょっとギクシャクしてしまったりとかして、あんまり仲良くなれなかったけれど、活動していく中で、名前を呼んでもらえるようになったりとか、自分から話しかけてくれるようになったりとか、だんだん学校の話とか、愚痴とか、そういうのが聞こえてくるようになって、親密度が上がったなって感じる時が1番嬉しいなって思います。

Q5. 最近のトピックスを教えてください。


(村田)
新型コロナ禍を経て、世界が身近に感じるようになり、周囲の方が「多文化共生」に関心を持ち始めたのかなと感じています。行政や大学側からも地域に根付く多文化共生について話を聞きたいというお声が急に増え、先日続けて大学で登壇する機会も頂きました。せっつ地球村で拾いあげてきた活動がやっと地域や社会で着目され、理解が深まりつつあり、益々やりがいを感じています。摂南大学 現代社会学科 落合ゼミからはフィールド型アクティブ・ラーニングの一環で現在は7名の学生がせっつ地球村に関わっています。

他にも、2023年度から大阪府住宅供給公社様から団地の外国籍住民との問題解決のための相談を頂きました。近隣の茨木市郡山団地は、少子高齢化問題と外国人労働者の入居者もすごく増えました。その中で、ごみ出しや騒音問題、自治会掃除当番など、文化の相違から起こるさまざまな多文化課題解決に向けて、べトナム語と中国語の多言語入居説明の資料を作成しました。多言語にしても読み書きが苦手な方も多く、また文化の違いと価値観の違いで文書が理解しにくい方もいるため、多言語による入居説明案内の動画作成プロジェクトに関わり、伝わりやすい工夫もしました。また、産学民連携による地域交流を図るための団地活性化イベントの企画・運営を行い、先日、2024KOLIYAMAつながりフェスを開催できました。多文化共生を推進するためのソーシャルビジネスとして地域課題の解決に貢献していきます。

TOPICS

せっぴー

MOVIE


なす丸くん

Q6. 今後の活動の予定や展望などを教えていただけますか?


(村田)
今、外国籍の家族を含めて30人ぐらいがせっつ地球村と関わり、繋がっています。多様化するニーズに対応していくために、規模を拡げていくか、今できるきめ細やかな関わりを大切に取り組んでいくか、当団体の形がこれからどんどん変化していけるように、様々な人・場所・専門機関とのつながりと継続性を図ることが一番大事だと思っています。そのためにも、事例がない、今存在しない多様な形の取り組みにたくさん挑戦していきたいと思っています。

(満田)
学生ボランティア団体「凪沙」は私で3代目になったので、メンバーを増やして次の代に繋げていく体制をつくりたいです。

Q7. 読者のみなさまにお伝えしたいことは何ですか?


(村田)
イベントで 「せっつ地球村」の名前を見かけたら、ぜひブースに来て声をかけてください。日本人は謙虚な方が多いので、外国籍住民のほとんどの方が、どんどん気軽に声をかけてほしいとおっしゃっていました。身近なあいさつから世界が広がっていきますよ。
只今、せっつ地球村と繋がって下さる企業、学校関係、行政、団体、個人の皆様を大募集しています。地球規模のアイデアで地域に根ざしたグローカルな取り組みを一緒に広げていきましょう。関心がある方は、ぜひご連絡お待ちしています🎵

(満田)
私自身もそうなんですけど、福祉分野の専門の大学とか専門職じゃないと居場所支援とか多文化共生の活動のことってあんまり知らないと思うので、この記事を見て活動に興味を持ってくれる人が増えていったらいいなって思います。
村田美香・満田美嘉様
ありがとうございました!


Information

団体情報

事業者(団体)名
せっつ地球村
代表者名
村田美香
担当者名
村田美香・満田美嘉
所在地
大阪府摂津市香露園3-20
電話番号
090-8534-0740
運営時間
火曜日(15~18時)、土曜日(10~17時)
休日
不定休
カテゴリ
子育て  教育  環境  文化  医療・福祉  地域活性化 
団体概要
ALL For Smile~国の垣根を越えて地域に根差した『多文化共生社会の実現』
外国籍住民とマイノリティの若者たちが地域で孤立しない多文化共生社会の実現に向けて【インクルーシブ事業】を展開。世代や国籍の垣根を越えた多文化コミュニティプレイス「地球村ハウス」を設置し、多文化交流の場や外国人生活者、マイノリティの若者達の社会参加の創出を図り、当団体だけでは解決できない事項は、中間支援という立場で行政や社協、学校、専門機関、地域に繋いで一緒に解決しています。